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化粧品はお薬ではありませんが、さまざまな研究はされております。
美白化粧品は、「メラノサイトがメラニン色素をつくる作業を妨げるよう働く成分」を含む化粧品です。 化粧品メーカーごとにいろんな成分を開発していて、メラニン生成のどの過程に、どのような方法で働きかけるかは、成分ごとに異なります。 逆に言えば、体質やシミの種類によって、効果がある成分は違ってくるのです。
美白化粧品の選び方のコツ
美白化粧品を選ぶ際は、まず本当に美白成分が含まれているかを確かめること。
美白ラインのシリーズで、せっかく1品だけ選んだ化粧水には、ほとんど美白成分が含まれていなかったということもあります。
また名前が美白っぽいだけで、実は美白成分が入っていないということも。必ずパッケージの成分表示を確認して選びましょう。
さまざまな美白化粧品がある中、どれがいいか迷ってしまうという人は、医薬部外品に指定されているものを選ぶのもひとつの方法です。
これは、厚生労働省が有効成分として認めた成分を1つ以上含んでいます。
しかし、他は効果がないというわけではありません。医薬部外品の指定を受けるためには多くの費用と時間がかかります。
その費用は商品代金に含めることになるため、あえて指定を取らないケースもあるからです。
医薬部外品以外でも、メラニンの合成を抑える効果が広く認められている成分もあります。
代表的な美白成分
【医薬部外品】
ビタミンC誘導体・・・ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもので、抗酸化作用や炎症を抑える働きがあり、アンチエイジングやニキビの炎症を抑えるのにも役立つ。アルブチン・・・もともとはコケモモから抽出された成分。濃度が濃いと肌に刺激になることも。シミの予防効果がある。
コウジ酸・・・麹のコウジ菌がつくり出す。
リノール酸・・・サフラワー油などの植物油から抽出される。
トラネキサム酸・・・メラノサイトの樹枝状突起形成に対して抑制的に働く。
プラセンタエキス・・・胎盤から抽出されたエキスで保湿、美白の効果が高い。
ルシノール・・・シベリアのモミの木に含まれる成分。チロシナーゼ活性阻害効果がある。
カモミラET・・・カミツレの葉から抽出した成分で、ハーブのカモミールでおなじみ。
t-AMCHA(t-シンクロアミノ誘導体)・・・プロスタグラジン(シミの伝達物質)を抑制する
【認可外でよく使われる美白成分】
ハイドロキノン・・・主に美容皮膚科などでの取り扱いに限られていたが、最近は市販の化粧品にも配合されている。 チロシナーゼの働きを抑制すると言われています。
油溶性甘草エキス・・・漢方薬の甘草から成分を抽出。チロシナーゼの働きを抑制する。
※これらの成分が含まれるからといって、化粧品の効果効能を説明するものではありません。あくまでも化粧品として利用が許可されているものを調整配合し各メーカーオリジナルのスキンケア用品として市販に利用されているものです。